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「五条坂の陶器市」

今年は今のところモミジやカエデも葉焼けも起こさずに来ました
しかし秋の紅葉までは未だ遠いです

五条坂の準備や注文の品や見本市のサンプル入れての窯の成形が整い
ようやく素焼までたどり着きました

まあ、出来る仕事なら頼まれたら何でも作るのが
しがない焼き物屋さんの生き方
頼まれるだけでも　ありがたいと思わなければバチが当たるぞと
PCの前で亡くなった叔父さんが睨んでます
色々とお世話になった方です仕事には厳しい人で
取引の後先の礼の尽くし方を教えてもらいました

もうすぐ陶器市です今年は長期下落の売り上げに
下げ止まりが掛かるでしょうか

我が家の家計にも幸せが訪れますように

「五条坂の陶器市」

独立してから毎年出展している五条坂の陶器市
暑い8月の７～１０日の4日間概ね10～２２時の12時間
五条通り南側、西から数えて6軒目
若かった頃は結構その日の売り上げを持って深夜から市内を徘徊して楽しかったのですが
今はその元気はナシ
熱帯夜の京都から逃げるように我が家に直行です
今年も友人のように辞めるきっかけも無く今年も出展を決意

最近は盆栽鉢を楽しみにお越しになる方もいてそんな時は楽しい時間ですが
4日間は長過ぎるせめて3日にして欲しいと
グチをこぼしつつ会場で盆栽の水遣りをやるんだろうな

「アベノミクス」


円安の効果で日本を訪れる観光客が戻ってきているようで京都の観光業界も活気を取り戻して来ているようです
先日から嵐山のお店から注文がありました、
と、ここまではいつもどおりですが今回は宝瓶２個を残して完売しましたとの事
２人の方が此処～此処までという買い方で完売したそうです
今時ありえないような話にあわてて残りの品をかき集めて納品に走りました
あるんですねこんな事も御馳走様でした

「超ミニ鉢」


今回の窯には青白磁の仕事が多かったのですがこれは超ミニ盆栽の鉢
ちょっと遊びに作った52ミリほどの鉢ですが
どんな樹を入れようか楽しみです

「青白磁の仕事」


ぜーゲルコーン
どうもこれが無いと窯を止めるのが不安
しかしぜーゲルがこんな早い時間に倒れたのは初めてで
ネラシの時間の無いままに窯を止めましたぜーゲルは「ゾウの鼻」状態
窯の蓋を開けるまでは心臓に悪い２日間でした
で結果の方は全体に甘い焼き上がりでしたが何とか納まる処まで持っていけました
この仕事は最後は窯で決まる一か八かの世界
それまでの経験なども生かして最後の決断をするのですが
それでも思いがけない事は次々と起こります
ぜーゲルは最後の判断を行う大事な道具なのですが
これが早々に倒れたら打つ手ナシの状態です